こんにちは。
えーいちです。

論述問題を書けるようになるには、教科書を読み込むことが大切だと言われているけど、どうやって教科書を読み込めばいいのか分からない。
僕も受験生のとき論述問題の対策には教科書の読み込むことが重要だということを知りましたが、教科書の読み込み方なんてまったく知りませんでした。
しかし、インターネットで調べたり、先生に聞いたりして、教科書の読み方を試行錯誤することで自分なりの教科書の読み込み方を確立することができました。
その結果、一橋大学に合格することができました。
この記事では、僕が受験生のころに行っていた教科書の読み込み方を紹介します。
結論から言うと、下の部分のように特定の箇所にマーカーを引きながら教科書を読み込みます。
(日清戦争後には鉄道や紡績などでふたたび企業勃興が生じ、その結果、)繊維産業を中心として、資本主義が本格的に成立した。これにともなって、1900(明治33)年に、(過剰生産による)恐慌がおこった。
詳説日本史B改訂版(山川出版社)P.300
ここからは、教科書の読み込み方、そしてマーカーの引き方について具体的に説明していきます。
一日に読むページ数を決める
まずは一日に読むページ数を決めます。
だいたい1日に20ページ程度が目安です。
山川出版社の詳説日本史Bの場合、ページ数が約400ページなので、一か月以内には教科書全部を読み終えることができるペースです。
時間があって、他の教科よりも日本史の重要性が高い人は一日に30ページでもいいと思います。
しかし、日本史の教科書は結構読み応えがあるので、あまり一日あたりのページが多いとそれなりに大変なので、無理のないペースで一日に読むページ数を決めましょう。
単語を青マーカーで塗る
次に、単語を青マーカーで塗ります。
太字になっている単語はもちろん、太字になっていない単語も青マーカーで塗ります。
これから教科書をどんどん読み進めていくと同時に、教科書に書き込みをたくさんします。
しかし、かなり多くの書き込みをするため、どこに重要な単語があるのか分かりにくくなってしまいます。
そこで、単語を青マーカーで塗っていると、どこに重要な単語があるのかすぐにわかるようになるので、青マーカーはとても重要になります。
出来事の原因に当たる部分をかっこでかこう
歴史的な出来事の前には必ず原因があります。
日本史の教科書には、
~~により、~~が起きた。
というように、原因と結果がきちんと記述されてます。
この「~~により」の部分をかっこで囲いましょう。
原因の部分をかっこで囲うことで、ある出来事がどのような原因で起こったのかということが教科書を開いたときにすぐにわかります。
結果に当たる部分を蛍光ペンで引く
原因の部分をかっこで囲ったら、次は結果にあたる部分を蛍光ペンで引きましょう。
先ほどの例に場合だと、
「~~が起こった」の部分ところが結果の部分にあたります。
これらの作業を行うことで、教科書を開いたときにある出来事の原因と結果が一目でわかるようになります。
使える文言はそのまま覚える
教科書の文言をそのまま覚えることも論述問題を解くためにはとても重要になります。
日本史の論述問題には、日本史の教科書の文言をそのまま使える場面がしばしばあります。
教科書の文言を覚えていれば、そのような場面でも論述をすらすら書くことができます。
もちろん、教科書の文章を全部そのまま暗記しろと言っているわけではありません。
ただ、頻出の分野の歴史的な出来事の内容と原因、結果のついての文言を覚えていることは自分の大きな武器になりえます。
なぜこのやり方で論述が書けるようになるのか

教科書を読むときに原因と結果を注目することは分かったけど、どうして原因と結果を理解することが大切なの?
ここまで読んでくれた方の中にはこのよう思っている方もいるかもしれません。
原因と結果を理解することが大切な理由。
それは、日本史の論述問題はある出来事の内容と原因と結果を説明する問題がほどんどだからです。
また、出来事の原因と結果を理解するということは、全体的な歴史の流れも理解することにもつながります。
つまり、歴史の流れ全体を理解するために、一つ一つの出来事の原因と結果を理解することが大切なのです。
最後に
- 単語を青マーカーで塗る
- 出来事の原因にあたる部分をかっこで囲う
- 結果にあたる部分を蛍光ペンで引く
これら3つが教科書の読み込み方のポイントになります。
しかし、これは教科書の読み込み方の一例に過ぎません。
このやり方がたまたま僕に合っていたというだけで、みなさんがそのままこの方法を試しても、この方法がみなさんに合うかどうかはわかりません。
勉強で大切なことは、自分にあった勉強法を模索・発見し、それを実行することです。
今回紹介した教科書の読み込み方を参考にすることで、みなさんが自分に合った読み込み方を見つけることができるよう願っています。
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