現役の一橋生が教える日本史の論述問題の対策法

こんにちは、えーいちです。

これから日本史の論述問題の対策を始めようかなーっと思っている人はこのような悩みがあると思います。

悩む受験生
悩む受験生

・日本史の論述対策をどのようにすればいいのかわからない。
・論述対策は教科書を読み込むことが大切だと言われているけど、それはほんとなの?

僕も受験生の時に論述対策をはじめた時にこのようなことを思いました。

受験生のころは論述対策の方法が分からず、論述の対策方法をネットで調べたり、学校や塾の先生に聞いたりして、様々な対策方法を試してみました。

そして、様々な対策方法を試していくうちに自分にあった対策方法を見つけ、その後はひたすらその対策方法を行っていました。

その結果、一橋大学に合格することができました。 

この記事では、実際に僕が行っていた日本史の論述問題の対策を紹介します!

結論から言うと、

  1. 単語を覚える
  2. 教科書で歴史の流れを覚える
  3. センター試験の問題で8割とれるようになる
  4. 志望校の過去問を解いてみる
  5. 頻出の時代や分野を中心に復習する

これら5つのステップです。
ここからはこれらのステップを一つずつ具体的に説明します。

目次

単語を覚える

本格的に論述問題の対策を始めるまえに、まずは日本史に登場する単語をたくさん覚えましょう。

最初の段階でどれくらい多くの単語を覚えているかが、今後の論述力の向上に大きく関わってきます。

「歴史の流れと一緒に単語を覚えよう」とよく言われていますが、単語も知らない状態で流れも一緒に覚えるのは結構負担が大きいです。

なので、歴史の流れはいったん置いといて、まずは単語をたくさん頭にいれるようにしましょう。

この段階では、センター試験で出るような単語はほとんど全部知っているようになることが理想です。

単語の文字を単に覚えるのではなく、ちゃんと単語の意味まで覚えることが大切です。

単語の意味が分かっていないと、その単語は実際に論述問題を解くときに使いこなすことができません。
「この単語の意味は何?」と尋ねられても、すぐに答えられる状態にすることが大切です。

教科書で歴史の流れを覚える

次に、歴史の流れを覚えます。

歴史の流れとは以下のことです。

日本史の歴史の流れ縄文時代から現代までに日本がどのように変化してきたのか

ここで大事になるのが、日本史の教科書です。

みなさんが持っている日本史の教科書。授業の時に使う程度で、そこまで詳しく読み込んだりしている人はそこまで多くないと思います。

しかし、実はこの日本史の教科書は日本史の歴史の流れを覚える上では最強の参考書です。

教科書は太字で書かれている人物名や事件名に目が行きがちですが、太字以外の場所には、ある出来事が起こった背景、出来事の内容、出来事の歴史的意義などが詳しく書かれています。

これが、教科書の優れている点です。

このように日本史の参考書を極めれば、日本史の流れは完璧に理解できるようになります。

日本史の教科書の具体的な使い方はこちらの記事で紹介しています。
日本史の論述が書けるようになる!|日本史の教科書の使い方

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ここで重要なことは、興味のある時代の流れから覚えることです。

理由は2つあります。

  • 好きな時代の内容は理解しやすい
  • どんどん理解できるから日本史が楽しくなる

歴史の流れを覚えると聞くと、縄文時代から順番に覚えなければいけないように思うかもしれませんが、無理に古い時代から順番に流れを覚える必要はありません。

好きな時代の流れをある程度覚えてきたら、その時代の前後の時代を覚えていきましょう。

センター試験の問題で8割とれるようになる

単語も覚えて、歴史の流れも覚えたら、さっそく論述をといてみよう!となるかもしれませんが、
その前にセンター試験の問題で8割を安定してとれるようになりましょう。

センター試験の日本史の問題はとても簡単です。

その問題で8割すら取れない状態というのは、日本史の基礎がまだ身についていないということです。

センター試験で8割を安定してとれるようになるまでは、単語と日本史と流れをひたすら復習しましょう。

志望校の過去問を実際に解いてみる

センター試験の過去問で8割を安定してとれるようになってきたら、いよいよ実際に過去問を解いてみましょう。

しかし、一度も日本史の論述問題を解いたことのない人にとっては、いきなり論述を書くのは難しいです。

そのため、解答でキーワードとなりそうなことを箇条書きで書いていくことおすすめします。

ある程度キーワードを書き出すことができたら、すぐに解答を見て、自分が大事だと思ったキーワードがあっているかどうかを確認しながら、その解答をなるべく覚えていきましょう。

解答を覚えることで、徐々に論述特有の言い回しになれ、自分である程度論述かけるようになります。

頻出の時代や分野を中心に復習する

同じ日本史の論述問題でも、大学によって論述問題の特徴は大きくことなります。

一橋の日本史の場合は、

  • 近現代からの出題がとても多く、逆に古代中世からの出題は少ない。
  • 土地や年貢、銀行など経済に関する問題がよく出題される

このような特徴があります。

極端は話にはなりますが、
一橋大学を志望する受験生が、ほとんど出題されることのない縄文・弥生時代の対策をしていても、それは時間の無駄になってしまいます。

このように
志望校の論述問題の特徴に合わせて、論述対策を行うことがとても大切です。

最後に

日本史の論述対策のポイントは以下の通りです。

  • 単語を覚える
  • 教科書で歴史の流れを覚える
  • センター試験で8割とれるようになる
  • 志望校の過去問を解いてみる
  • 頻出の時代や分野を中心に復習する

このように、自分なりの日本史論述対策を紹介してきましたが、この方法をそのまま実践することはあまりおすすめしません。

この記事で紹介した対策法はあくまで僕に合ったもので、必ずしも読者のみなさんに合う対策法ではないからです。

受験勉強で大切なことは、自分に合った勉強法を探して、それを実践することです。

今回紹介した論述対策があなたの論述対策の参考になれば幸いです。

また、こちらの記事では僕が日本史論述対策のために実際に使用した参考書を3冊紹介しています。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
一橋大生が日本史論述対策のために使ったおすすめの参考書3選

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この記事を書いた人

2000年生まれの一橋大生。仮面浪人経験者。大学生活での経験をもとに、みなさんの役に立つ情報を発信。卒業までに英語をペラペラに話せるようになるのが目標。TOEIC855(2021/3/21時点)。
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